全犬種が使用できることを目標に、膝のサイズを205パターン、足根22パターン、胴体部8パターンを展開しています。サイズの常識を超えた新しい(Neo)発想の装具です。
また、前駆と対側肢のハーネスで、ずれにくい設計となっています。
膝の靭帯損傷、変形性膝関節症、膝蓋骨脱臼、膝関節不安定症
弊社のルコちゃん(トイプードル)も、17歳になりました。様々な理由で手術ができない症例で、長期間外固定が必要な場合に有用です。
膝関節と足根関節を伸展位で固定、保持する構造です。
また、新しく脛骨粗面の周辺を後方へ押し付けるバンドを付け加えました。
以下の8箇所を計測してください。
動物病院のスタッフ様などで、フォームに従って計測していただきます。詳しくは、電話、または問い合わせフォームでご連絡下さい。
※ IDを指定してください。]]>ヨークシャーテリアのトッティちゃんに装具を作製しました。
トッティちゃん(10歳)は、昨年に右肩関節脱臼の手術を受けましたが、肩が強く外転する(外に広がる)ようになってしまいました。
左肩関節も不安定症があるため、立って歩くことが難しくなっています。
定期的に装具外来をしている みなみ野動物病院(東京都八王子市)で装具を作りましたが、手術は別の病院で行われました。
装具の目的は、右肩関節の外転抑制と、左肩のごく軽度な固定をすることです。
右肩関節は強く外転しているため、肩甲部・上腕部・前腕部を金属製の部品を使って抑制しています。また、肩にはバネ、肘には蝶番継手を使い、関節の屈伸(前後)運動をある程度自由にして、歩きやすいように工夫しています。
左肩関節の不安定症は、右を庇うには不自由な程度の症状のため、右が装具によるコントロールを達成できれば、ごく軽度な固定でよいと考えました。そのため、サポーターの薄めの生地で全周を覆う程度に固定し、関節を軽く保持しつつ、ある程度の可動性を持たせています。
装着は・・・
]]>右前足(前腕)に癌ができてしまったグレートピレニーズの熊五郎ちゃんです。
熊五郎ちゃんは、高齢なことや癌が体幹部に転移していることもあり、飼い主様は前足の切断(断脚)を希望されませんでした。
今後、癌によって骨が破壊された場合、前腕の支持が得られなくなるため、ギプスのような保持力で疼痛軽減や歩行補助を目的とした装具のご依頼をきただきました。
装具は、肘と手根関節を固定して右前肢を杖のようにする機能で、病気の特性から、ある程度に手の形が変わっても対応できるよう材質とデザインが工夫されており、太さなどが調整できるように作りました(^^)
現在、熊五郎ちゃんは、幸いにも抗癌剤が非常によく効いていて、癌の進行を抑えられており、手の骨も破壊されておらず、自力で立ち上がることができるようになったり、元気が出てきたそうです(o・∇・o)ゎ‐ぃ!
癌の骨破壊で骨折した場合、普通は足にギプスを巻いて患部を保護すると思いますが、大型犬の場合はギプスを巻き直す度に作業が大変だったり、衛生材を使う量が非常に多いためにコストが掛かったりします。
装具も安くはないので、ギプスとのコストパフォーマンスの比較は・・・
]]>13歳になるクアトロちゃんに右後肢の義足(靴)を作製させていただきました。
クアトロちゃんは、スキッパーキーという珍しい小型犬種で、優しくて可愛い子です。
症状は、血栓症によって右後肢が壊死してしまい、今年7月に足根中足関節から断脚の手術が行われ、今では傷もほとんどない状態です。
手術前、お散歩中に壊死した足が取れてしまって、交差点の路面上に落ちていたそうです…
現在の患足は、健足に比べて・・・
]]>頭部(両耳の間あたり)に癌ができ、頭頂骨を4cm四方ほど手術で摘除した柴犬のモモちゃんに、患部を保護する装具(ヘルメット)を作製しました。
装具は、頭部の形状に沿わせたプラスチックが中に入っており、また、ずれにくいように幾つかの工夫がされています。
こうした装具は頻繁には依頼されませんが・・・
]]>14歳になるMダックスのレオン君です(^^)
レオン君は、関節炎によって手足の関節が不安定になっています。特に前足の手根関節が脱臼して、全く力を入れることができず、肉球でない部分で足を着いて歩行してしまいます。(橈尺骨の遠位端で接地します。)
幸いにも、その足を接地する部分を怪我していませんが、脱臼の部位や体格によっては酷く皮膚が損傷してしまう子も多くいます。
そのため、接地部に怪我がなくても、皮膚を保護する目的で装具を作りました。
また、前肢の手根関節を装具で固定してあげることにより、歩きやすくする効果もあります。後肢の足根関節も左右動が出ているため、関節の安定化と、特殊なバネによる筋力の補助によって、歩行をサポートしました。
関節に不安定性が出てくると、・・・
]]>ネザーランド・ドワーフ(ウサギ)の子に装具を作製しました.。
この子は、3年前から後肢がもたつく症状が現れ、レントゲンで右股関節と左足根関節に骨の異常が見つかりました。
さらにその後、骨の異常によって動きにくくなったことから、筋力低下が起こり、自力で歩いたり、立ったりすることができなくなってしまいました。
しかし現在では、懸命なリハビリをされたことにより、立たせる介助を行えば、少しの時間は立つことができるようになりました。
そして、装具を装着した結果、歩くことはできませんでしたが、立つ時間が非常に長くなりました。
これは、装具のゴムバンドによって、後肢の接地する位置が改善し、立ちやすくなったことが原因です。
起立時間が伸びることによって、立つための筋肉(拮抗筋)が鍛えられるようになり、より効果的なリハビリが行えます。リハビリでより筋力が向上し、・・・
]]>4才になるグレートデンのはるちゃんは、80㎏もある大きな身体の上に、とっても可愛い性格です!
はるちゃんは、膝の靭帯を痛めた疑いで、わずかに跛行しています。
膝の可動域を抑制し、患部の安静を保ちながらも、筋力低下を防ぐのが今回の装具の目的です。
膝の固定度合いや自由度は、膝部の内外側に設けた継手パーツによって調整して、今後の様子を見ながら、獣医師と共に考えていきます。
はるちゃんが・・・
]]>生後7ヶ月 シャルトリュー エルミンちゃんです!
エルミンちゃんは大人しくて、診察中はとてもいい子にしていました(^_^)
まだ年齢が若い子ですが、両後肢のお皿が内側に脱臼する症状(右G4、左G3)があり、装具作製の依頼をいただきました。
犬の膝蓋骨脱臼はよく発症しますが、猫さんでは珍しく、弊社でも数例しか膝装具を作製していませんでした。
フィッテング初日では、問題なく適合していたので今後も様子をみてまいります。
また、エルミンちゃんはこれから・・・
]]>トイプードルのクルンちゃん(12歳)です。
今日は初めての義足のフィッティングでした!
通常は慣れるのに時間が掛かるのですが、よく歩けていて今後も期待できそうでよかったです!
今年、クルンちゃんは右手根部に肥満細胞腫(悪性腫瘍)ができたことが原因で、前腕1/2より少し近位(短く)で断脚することになりました。
前腕部が短いため、肘関節の筋力低下を考慮して、肘の保持・固定をする義肢を作製しました。
そのため、肩関節と肩甲骨を使って・・・